此処にある写真は、感覚と直感だけを頼りに撮ったものばかり。

誰かの心をそっと照らすような写真を撮ることができたら、きっとそれは自分自身の心も照らすことができるんじゃないかと信じています。

それは幻想的な空かもしれないし、心からの笑顔かもしれないし、生活感と人間味があるキチガイ芸術部屋かもしれない。

『太陽のようには照らせない。ならばあの時そっと私を照らした月のように輝けばいい』

27th September 2010

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長い春

5年という月日は、僕にとって長すぎるだけの時だったのかもしれない。

その長すぎる時間が次第に判断力を鈍らせ、感情を殺し、心を隠す癖をつけた。

何がいいのか、何が悪いのかもわからない。

『自分にとって』よりも『その場の状況にとって』一番いい方法や解決策、言葉を選び続けてきた。

数えきれない程の、心がぎゅっと押しつぶされて自分が無くなる感覚を味わい、その度に自分の気持ちに嘘をつかせ、取り繕った笑顔でごまかし、心にもない言葉で唯、時が過ぎるのをじっと待った。

相手とぶつかることを避け続けた。

好きになってもらうより、嫌われないように嫌われないようにしてきた。

言いたいことはたくさんあった。

望むこともたくさんあった。

けど、それを伝え、拒否された時の悲しみや焦燥感を考えると我慢することのほうが楽だった。

結局僕は、自分が傷つきたくないばかりに、僕自身に嘘をつき、結果相手にも嘘をつき続けたんだ。

相手を傷つけたくなかったんじゃなく、自己防衛のために。

誰よりも言葉がナイフのような凶器になることを知っていたから。

簡単に心を殺せることを知っていたから。

その傷を癒せるのも言葉でしかない。

もうこれ以上自分にも嘘はつけない。

傷ついてもいい。

最初で最後の本当に伝えたかったことを吐き出す。

もうこれ以上、自分を殺せない。